自律神経失調症は病気ではない!

自律神経と言いますと、心療内科で診断される自律神経失調症という名の心の病気なのではと捉えがちですが、
そうではありません。
自律神経失調症とは、自律神経が正常に機能しないことによって起こるさまざまな症状の総称のことを言います。
そこで考えていただきたいのはパソコン、スマホが当たり前の現代の状況です。
ブルーライトを毎日朝から夜寝る前まで浴びることでどのような影響があるのでしょうか。

ブルーライトの影響

目への影響

第1は目への影響です。
ブルーライトの高いエネルギーを持つ光は水晶体や角膜で吸収されず網膜に直接届きます。
紫外線も高いエネルギーを持つ光で、オゾン層を透過した紫外線の一部(UVA)は網膜に達します。
しかし、UVBやUVCのほとんどの紫外線は角膜や水晶体で吸収されるので網膜までは届きません。
つまり、ブルーライトの光が目の中心部分を傷つけ視力を低下させるだけではなく、網膜にダメージを与える原因の一つといえるのです。

精神への影響

そして第2の影響。それが精神への影響です。
ブルーライトの明るく強い光は網膜を通して脳をダイレクトに刺激します。
ストレスホルモンが分泌されると、心の状態や 精神状態に悪影響を及ぼすことがあるのです。
特に夜寝るまえにブルーライトを浴びることにより脳が覚醒され体内リズムがくずれ、睡眠障害を起こすことになります。
本来人間は太陽が出ているときに起きて活動し、太陽が沈んだら寝て身体を休めるサイクルで生きてきたからです。
身体を休めるべき夜間に明るい光で脳を覚醒させることで体内サイクルが乱れ、精神状態に影響を与えてしまいます。

自律神経失調症は誰もがなりえる!

自律神経失調症は、ストレスフルな現代社会では誰がなってもおかしくない症状で、
今の日本で自律神経が正常に機能してる人は少ない印象です。
すので、自分だけがおかしくなっているのかと心配しすぎる必要はありません。

自律神経には、
・交感神経(緊張、活動)
・副交感神経(休息、リラックス)

があり、毎日休むこと無く内臓を動かし、血液を流し、呼吸、体温調節を無意識にコントロールしてバランスを取り合いながら健康状態を保っています。
交感神経と副交感神経が高いレベルで働いているのが自律神経が整ってい状態です。
どちらかが働きすぎても働かなすぎても悪影響が出てきてしまいます。
腸内フローラと一緒ですね。善玉菌と悪玉菌のバランスが大事なのです。
それぞれの状態を見てみましょう

交感神経が高く、副交感神経が低い状態

  • 焦りや不安が強くイライラして攻撃的になりやすい
  • 首こり、肩こり、腰痛
  • 頭痛、不眠、下痢、便秘、冷え、むくみ
  • 常に気が張っている

交感神経が低く、副交感神経が高い状態

  • やる気がなく行動力が弱まる
  • だるさを感じやすい
  • ボーッとすることが多い
  • 食べすぎる

交感神経も副交感神経も低い状態

  • 激しい気分の落ち込み
  • 疲れやすい
  • 寝ても疲れが取れない
  • 覇気がなく顔色が悪い
  • 無気力、集中力が無い
  • 漠然とした不安や恐怖、憂鬱感

現代では多くの人が交感神経が高く、副交感神経が低い状態といえます。

交感神経が高く過剰に働くとどうなる?

交感神経が過剰に働くと下記のような症状が出始めます。

  • 血管が収縮して血液が滞り脳に十分な酸素と栄養が運ばれなくなり、頭がぼんやりして、鬱病のリスクが高くなる
  • 首こりや肩こりがひどくなる
  • 頭や脳への血流を妨げるため頭痛、眼精疲労、耳鳴り、めまいなどご起きる
  • 心筋梗塞や狭心症のリスクが高まる
  • 消化、吸収、排泄作用が悪くなる
  • 免疫力低下
  • 抹消の血管まで血液が巡らず、手足が冷える

このように、自律神経が乱れた状態が慢性的に続くと、体内の細胞の機能や免疫力が低下し、
さらに狭くなった血管には血栓ができやすくなり、さまざまな病気や血管障害のリスクが高まってしまいます。
逆に言えば自律神経を整えることで身体の不調が良くなると言えるのです。

出来ることから生活習慣を変えてみる

自律神経を整えるためには交感神経(活動している状態)と副交感神経(リラックスしている状態)がバランスよく働いていることが大切です。

何から始める?

  1. 朝日を浴びる

    太陽光を浴びることにより体内時計がリセットされ、覚醒ホルモン(しあわせホルモンともいわれます)”セロトニン”が分泌されます。セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールしてくれます。
    また、夜に眠気を催させたり、体内時計を調整するホルモン”メラトニン”を作るための原料になります。
    夜に睡眠ホルモン「メラトニン」を十分に分泌させるために、朝日を浴びて日中に活動することがとても大切なのです。

  2. 好きな香りでリラックス

    「香り」を司る嗅覚の電気信号は人間の五感の中(視覚、味覚など)で唯一ダイレクトに脳に届きます。そのため嗅覚を通った香りの信号は自律神経やホルモン、感情を司る機能に直接働きかけ、不調を調整することが期待できるといわれています。

  3. 適度な運動
    (簡単なストレッチやウォーキング、ヨガなど)

    運動によりストレス、不安が減少することが数多くの研究により示されています。
    駅のエスカレーターを階段に変えてみるなど小さいことから始めてみましょう。

  4. 寝る前にスマホを見ない

    夜寝る前にブルーライトを浴びることにより眠りを促すホルモン「メラトニン」が減少してしまい、脳が覚醒されたままになってしまいます。
    つまり深い睡眠をえられないことになります。
    夜寝る前はスマホを漫画や本をに変えて自然に眠れる環境を作ってみましょう。

心も身体も健やかに保つために、まずはできることから初めてみる!

生活の習慣を少しだけ見直すことで自分の身体と心が喜ぶならば、やってみる価値はあると思いませんか?


・・・・・・当院では自律神経を整えることで身体の歪みにアプローチしていきます。

身体の緊張をほぐし歪みを矯正することにより、その後に取り組むストレッチなども正確に身体に効いていきます。
ぜひお気軽にご相談ください。

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