背中の痛み

背中の痛み (背中の左側)とその原因

背中の左側の痛みの箇所は、具体的にどの部位に痛みを感じるかによって異なります。一般的には、以下のような領域で痛みが発生することがあります。

  • 肩甲骨の下部
  • 肩甲骨の内側
  • 背骨の左側
  • 腰部の左側

目次

肩甲骨 下部の痛みの原因

肩甲骨下部の痛み画像

肩甲骨の下部の痛みは、以下のような原因によって引き起こされることがあります。

1. 筋肉の痛み

肩甲骨下部の筋肉が緊張したり、損傷を受けたりすると、痛みが発生することがあります。
このタイプの痛みは、過度の運動、長時間同じ姿勢を続けることなどが原因となります。

2. 肩甲骨周囲炎 (四十肩・五十肩)

肩甲骨の周りの筋肉や腱が炎症を起こすことによって、痛みが生じます。
主に運動による負荷や怪我が原因となることが多く、運動選手や肩関節の損傷を持つ人によく見られます。

3. 脊柱管狭窄症 (せきちゅうかんきょうさくしょう) 

脊柱の中の神経が圧迫されることによって、肩甲骨下部に痛みを引き起こすことがあります。
この症状は、年齢とともに脊柱の変性が進行するため、中高年層に多く見られます。

4. その他の原因 

脊柱や、肩関節の損傷、椎間板ヘルニア、肋骨の骨折、内臓の問題などが、肩甲骨下部の痛みの原因になることがあります。

肩甲骨 内側の痛みの原因

肩甲骨内側の痛みイラスト

肩甲骨内側の痛みは、以下のような原因によって引き起こされることがあります。

1. 肩甲骨の機能障害 

肩甲骨は肩関節を支える重要な役割を果たしています。
肩甲骨の動きが悪くなると、内側の痛みが発生することがあります。これは、肩甲骨の筋肉や、腱の損傷や炎症が原因で引き起こされます。

2. 肩甲骨上神経痛(けんこうじょうしんけいつう)

肩甲骨上神経は、肩甲骨の内側を通過する神経です。
この神経に圧迫や損傷が起こると、内側の痛みが生じることがあります。肩甲骨上神経は、頚部痛や肩の痛みと一緒に現れることが多く、しばしば自律神経の異常や手のしびれなどの症状も伴います。

3. 肩甲骨周囲炎

肩甲骨の内側や肩関節周辺の筋肉や腱が炎症を起こすことによって、内側の痛みが発生することがあります。
これは、肩関節の損傷、過度の使用、運動選手に見られる、肩の過剰使用などが原因となることがあります。

4. その他の原因

脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、肋骨の骨折、心臓の問題、肺の病気などが、肩甲骨内側の痛みの原因となることがあります。

背骨の左側の痛みの原因

背中の左側の痛みイラスト

背骨の左側の痛みの原因は、以下のような原因で引き起こされることがあります。

1. 筋肉の炎症

背中の左側の筋肉が炎症を起こすことによって、痛みが生じることがあります。例えば、背中の筋肉を過剰に使ったり、長時間同じ姿勢を続けたりすることが原因となることがあります。

2. 神経の損傷

背骨の左側にある神経に損傷がある場合、痛みが生じることがあります。例えば、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、または神経痛などが挙げられます。

3. 骨の病気

背骨の左側にある骨に異常がある場合、痛みが生じることがあります。例えば、脊柱側湾症、椎体骨折などが挙げられます。

4. 内臓の病気

内臓の病気によって、背中の左側に痛みが生じることがあります。例えば、腎臓病、膵臓炎、または胃炎などが挙げられます。

腰部の左側の痛みの原因

腰部左側の痛みイラスト

腰部の左側の痛みの原因は、以下のような原因で引き起こされることがあります。

1. 筋肉の炎症

腰部の左側にある筋肉が炎症を起こすことによって、痛みが生じることがあります。例えば、腰部の筋肉を過剰に使ったり、長時間同じ姿勢を続けたりすることが原因となることがあります。

2. 椎間板ヘルニア

腰部の椎間板がヘルニア化することによって、神経が圧迫され、痛みが生じることがあります。左側の椎間板がヘルニア化すると、左の腰部に痛みが生じることがあります。

3. 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

脊柱管が狭くなり、神経か圧迫されることによって、痛みが生じることがあります。左側の脊柱管が狭くなると、左側の腰部に痛みが生じることがあります。

4. 腰椎分離症(ようついぶんりしょう)

腰部の椎骨が分離し、腰椎が動くことによって、痛みが生じることがあります。左側の腰椎が分離すると、左側の腰部に痛みが生じることがあります。

5. 内臓の病気

内臓の病気によって、腰部に痛みが生じることがあります。例えば、腎臓病、膵臓炎、大腸炎などが挙げられます。

内臓の病気と背中の痛みの関係性

内臓と背中の痛みイラスト

内臓の病気が背中の痛みを引き起こす理由は、内臓と脊髄や神経のつながりにあります。

内臓は、脊髄や神経系と密接に関連しています。内臓に異常がある場合、その部分にある神経が刺激を受け、脊髄を通じて脳に信号を送ります。この信号が背中にまで伝わることで、背中の痛みを引き起こすことがあります。また、内臓に直接隣接している神経が痛みを引き起こすこともあります。
例えば、胆石が胆嚢に詰まった場合、胆嚢の周りの神経が刺激を受け、背中の痛みを引き起こすことがあります。内臓の病気が背中の痛みを引き起こすことは、消化器系や泌尿器系の疾患、心臓の病気、肺の疾患など、さまざまな病気で見られます。

ストレスと背中の痛みの関係性

ストレスと背中の痛みイラスト

ストレスは、心身に様々な影響を与えることが知られています。ストレスが長期間続くと、慢性的な疲労や不眠、不安、うつ病などの精神的な問題だけでなく、身体的な症状も引き起こすことがあります。その中に背中の痛みも含まれます。

ストレスによって背中の痛みが引き起こされる理由は、筋肉の緊張によるものです。
ストレスが長期間続くと、筋肉が緊張して硬くなり、血流が悪くなるため、痛みが生じることがあります。特に肩や背中の筋肉が緊張することが多く、これが背中の痛みにつながります。

また、ストレスによって自律神経が刺激され、交感神経が優位になることも背中の痛みを引き起こす要因となります。交感神経が優位になることで、筋肉が緊張し、血流が悪くなるため、背中の痛みが生じることがあります。

そのため、ストレスが原因で背中の痛みが引き起こされる場合には、ストレスを軽減することが重要です。
ストレスを軽減する方法としては、運動や瞑想、呼吸法、入浴、趣味などが挙げられます

まとめ

背中の痛みは、多くの場合、筋肉や骨格の問題、姿勢の悪さ、運動不足、ストレスなどによって引き起こされますが、内臓の病気が隠れている恐れもあります。背中の痛みが長期間続いている場合は、必ず病院を受診しましょう。

検査で問題がなければ、当院にご相談ください。整体で身体と心を整えましょう。

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